枚方京田辺環境施設組合は、
平成28年5月31日に設立された一部事務組合(特別地方公共団体)です。

事業の紹介事業の紹介

施設整備の概要

~新たな可燃ごみ広域処理施設の建設を進めています!~

 

 令和7年度末の本格稼働を目指し、新たな可燃ごみ広域処理施設を建設しています。

この処理施設を建設することになった経緯については、枚方京田辺環境施設組合の設立目的をご覧ください。設立の目的と経過

 

建物概要の紹介

【工場棟】

構造:SRC造+一部RC造+一部S造

階数:地上5階、地下1階

建築面積:4,251.26㎡ 

延床面積:8,639.73㎡

高さ:33.55m

 

【煙突】

内筒:鋼板製

外筒:鉄骨+金属製サイディング+膜材

高さ:100m

 

 この処理施設は排ガスの発生抑制と除去に関わる最新技術を効果的に組み合わせて、排ガス対策を行います。

工場棟の構造体は耐震安全性Ⅱ類とし、強固な耐震RC壁と鉄骨ブレース等で構成され、病院と同等の耐震性能を確保します。

煙突は軸となる鉄骨の外側にドーム屋根にも使われる膜材を採用した膜煙突であり、軽量性・防汚性に優れています。

また、地震時の変形に追従するため、破損による二次災害を防止するなど地震にも強い煙突です。これらのことから、膜煙突は次世代煙突と呼ばれます。

このように環境にやさしく、災害時にも頼りになる施設になります。

 

プラント設備概要

・処理能力:168t/日(1炉) ・受入供給設備:ピット&クレーン方式

燃焼設備:ストーカ方式焼却炉 ・燃焼ガス冷却設備:廃熱ボイラ方式

・余熱利用設備:蒸気タービン発電機(定格 4,870kW)

・排ガス処理設備:ろ過式集じん器、有害ガス除去装置、触媒脱硝装置

電気設備:特別高圧配電線1回線受電

 

 こちらはごみ処理の流れです。

ごみ処理にはごみや排ガスだけでなく、水、空気、灰や薬剤など様々な物質が関係しています。

これらの物質を処理するための機械を設置し、効果的な運用を行うことで環境にやさしいごみ処理が可能となります。

 

緑化率30%以上確保とした緑化計画の中では、構成市の木・花も採用しており、ナンキンハゼ(京田辺市)、ヒラドツツジ(京田辺市)、サクラ(枚方市)、キク(枚方市)が敷地を彩ります。

 

工事完成後のプラントの運転・維持管理については、設計及び工事を行っている日立造船株式会社を代表企業としたSPC(特別目的会社)がノウハウを活かしながら20年間行います。

地元密着型見学者ガイド(仮称:かんなびエコリーダー)の環境教育や地域住民向けの防災ベントの開催などを通して、地域と共生した事業運営を計画しています。

 

環境にやさしく地元に根差した可燃ごみ広域処理施設を安心安全に稼働するために、構成市の協力を得ながら

枚方京田辺環境施設組合の職員一致団結し取り組んでいきます。

 

建設工事の状況はこちらのページをご覧ください。建設工事の状況

過去記事
整備スケジュール

 可燃ごみ広域処理施設の整備スケジュールは、以下のとおりです。

 

 

(1)環境影響評価

 事業の実施前に、その事業が環境にどのような影響を及ぼすかについて、調査、予測、評価を行うものです。

 本組合が整備する可燃ごみ広域処理施設については、京都府環境影響評価条例が規定する第一種事業に該当することから、同条例の規定に基づき手続きを進めていくことになります。

 

(2)施設整備・運営事業者選定

 DBO方式による可燃ごみ広域処理施設の設計及び建設、運営を行う事業者を選定するものです。

※ DBO方式とは

 公共(地方公共団体)が施設の設計及び建設、長期間の運営を事業者に一括して発注する方式を言います。 

 

ページの先頭へ